日々是銀塩。

フィルム写真を中心にした写真のお話

スタイルあるいは作家性と呼ばれるもの

こんばんは。

仕事が落ち着かなくて久々の更新です。

 

皆さんは、写真撮影において自分なりのコダワリや好きな被写体。

または撮影手法やロケーションなどありますか?

 

例えば、

 

「花の写真しか撮りません!」

「モノクロに命賭けてるんすよ。」

「レタッチやプリントには、ちょっとうるさいよ?」

「可愛い女の子しか撮らねぇ!」

「50mm単焦点レンズ一本で勝負してます!」

とかとか。

 

謂わば、その人なりのスタイルみたいなもの。

ポートレート/ストリートスナップ/風景/動物/スポーツなど

専門の人いますよね。

 

僕の場合、2年間でデジタルとアナログで3万枚ぐらい撮影してますけど(連写は基本しません)。

「これ!」っていうスタイルは未だ確立できてません。

おかげでインスタグラムのギャラリーに統一感なんてものは一切ありませんw

www.instagram.com

 

「2017年現在。店頭やネットで手に入るフィルム(逆輸入品も込み)を全て使って撮影してみる。」

って試みはこだわりのうちに入るかな?

今後、フィルムごとの作例記事もこのブログで取り上げていきたいなーとは思ってます。

残りモノクロが10銘柄。今年中には終わらせたい。

 

話を元に戻すけど、最近なにを撮ればいいのか分からなくなってきてて、ちとスランプ気味。

 

ですが、これまでの写真をザザザーっと見返してたら

「こういうテイストの写真をよく撮ってるなー。」って傾向は何点か掴めてきたので備忘録として、ここに記しておきます。

作例を踏まえながらまとめてみたいと思います。

ブログタイトルが「日々是銀塩。」だけど、今回はデジタルで。

色んなカメラで撮ってるため縦横比はバラバラです。ご了承を。

 

撮影時期は2015年6月〜2017年7月。

じゃ、いってみよー。 

 

1.直線的あるいは幾何学的。無機質な建造物。反復と整列したものをフレームに収めたがる。

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OLYMPUS OM-D E-M10×M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

無機質ラブ。

 

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 RICOH GR DIGITAL

反復と奥行き。

 

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FUJIFILM X-T1×XF56mm F1.2

直線と反復。

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

反復。

2.とにかく影が好き。シルエットも好き。

影を撮ると書いて撮影と言いますし。

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iPhone7

iPhoneは速写性に優れていいですね。

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

宍道湖。夕景。

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FUJIFILM X-T1×Nikkor 28mm F2.8

定番の自分のシルエット撮るやつね。

 

3.隙間から覗くのが好き。

いつも傍観者でありたい。

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FUJIFILM X-T1 XF56mm F1.2

今年のGWで撮影。

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 iPhone7

レタッチは、iPhoneアプリのVSCOもしくは、ライトルームのVSCOプリセットをあてて微調整することが多いです。

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

フィルムはスキャンデータを無加工で載せるけど、デジタルはガンガン加工します。

4.人が歩いてる所が好き。なんかついつい撮ってしまうんよね。

 

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

現在の愛機は、フジのX-T1。

去年の6月に購入。

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

リヴァプールにて。

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FUJIFILM X-T1×XF35mm F2

ロンドンにて。

 

 

 

 

人との距離感掴むの苦手なせいか、社会や人と真正面から対峙するのではなく、斜め後ろから観察してる感じというか。

そういう性格が写真にも現れてるような気がします。

 

それからシャッターを切る瞬間って、案外なんも考えてないことが多いんです。

 

「ここは絞りを開けて背景ぼかして〜」
とか
「構図は3分割がいいかな」
とか

「ここは光の状態が悪いからあちらに回り込んでみよう」

とか

 

考えてるようで実は考えてない。

「水平・垂直」は意識してるけど、それ以外は適当。

考えるよりも先に体が(指が)動く感じ。

あとでデータ見て「もっとああすりゃよかった!」ってのは多々あるけども。

 

ピントと露出と構図がバッチリ決まったことなんて、ほとんどない。

だから面白い。

ピント合わせが目測のフルマニュアルのフィルムカメラで撮る時は露出やら考えるけどね、さすがに。

 

 

普段、一人で近所や街中で撮影することが多いので、作り込むというよりは偶発性に身を任せる。

瞬間を切り取る。スナップ的なものが多い。

一つの場所に15分以上留まることもしないし。

それでも、

撮影会に参加して一人じゃ撮れないような写真を撮るのも楽しいので好き。情報交換もできるしね。

 

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協力プレー。こういうの一人じゃ無理だよね。

 

あとは場所を決めてのポートレート撮影とかも今後は増やしていきたい。小道具なんかも使ってね。

 

それこそ植田正治さんみたいな作り込んだ演出写真のような。

 

植田正治作品集

植田正治作品集

 

 神。

 

雑誌に載ってるようなファッション・ポートレートみたいな写真も撮ってみたい。

 

「写真を通してなにかを訴えたい」なんて高尚なことは1mmも考えたことないし、自分が感じる面白い瞬間をただ切り取ってるだけ。

 

日々の記録として記憶として。

販促ツールとして使うために。

自己表現のために。

コミュニケーションツールとして。

 

写真機の使い方はどれが正解で不正解なんてことはない。

人それぞれ。

 

機材のスペックとか撮影手法とかも大事かもしれないけど、上手い人はスマホでも心に刺さる写真撮るから。

大事なのはなにを使って撮るかではなくて、そこになにが写ってるかだと思う。

綺麗な写真はいくらでも撮れるけど、いい写真ってなかなか難しい。

僕もそんな写真撮れるようになりたい。

 

個人的な課題は

 

「トリミングを恐れない」

「寄るのを恐れない」

「画角を変えすぎない」

かな。

ま、趣味なんで考えすぎず楽しむのが一番なんだけど。

 

 

皆さん写真に対するこだわりってありますか?

 

 

Webサイトも作ってます!

こちらも宜しくどうぞ!

https://syohei-kannauchi.wixsite.com/archives

 

 

 

 

 

 

 

ではまた〜。