日々是銀塩。

フィルム写真を中心にした写真のお話

写ルンですからのステップアップ

 

流行ってますね。

軽くていつでも持ち出せてシャッター押すだけの実に良いカメラ。

フィルムカメラの入り口に丁度いいんではないかと。

僕も2年前の夏に写ルンですからフィルム始めましたし。

shoheikannauchi.hatenablog.com

写ルンですを使ってみて

「フィルムって面白い!」

「他のカメラやフィルムも使ってみたい!」

って人が多くなったのか若い層を中心に今、

 

高級コンパクトカメラが人気みたいです。

CONTAXのTシリーズとかRICOHのGRやFUJIFILMのKLASSEとか。

ただ、人気で相場が高いのでちょっと手を出しづらいですよね。

なので、1万前後で買えそうなカメラでお勧めを考えてみました。

 

紹介する前に 

改めて、写ルンですの特徴を見てみましょう

 

・固定焦点のレンズでレンズ交換ができない

・フィルムが交換できない(ISO感度の変更ができない)

・ピント合わせができない

・絞りとシャッタースピードが変えられない

・フラッシュ付き

 

ざっと挙げるとこんなところかなと。

 

次のステップと考える場合、

レンズ交換はできた方が表現の幅が広がって長く楽しめるけど、

今回はお手軽で機動性重視をテーマにしたいので、単焦点レンズ固定のコンパクトカメラで。

 

 

ピント合わせはオートフォーカスかマニュアルか。

なんだけど

僕的にはマニュアルを推したい。

レンズを回しながらピントを合わせる行為って、デジカメではなかなかやらないと思うので。

 

ピント合わせの方式としては、目測やゾーンフォーカスはちょっと距離感掴むのにコツが必要なので、ファインダーを覗きながら2重像を合致させるレンジファインダータイプが良いかな、と。

 

絞りとSSは変えられるに越したことはないけど、シャッター押すだけお手軽AE機でも全然あり。

フラッシュはあってもなくてもいいかなー。

といった感じで、条件を絞って考えました!

(毎度の事ながら前置き長ぇ!)

 

  1. KONICA C35(通称ジャーニーコニカ

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あらやだ、かわいい。

 

僕のジャーニーコニカはジャンクで買ったせいか露出計が死んでおります。。

60年代の製品だから完動品は少ないかも。

なので、ちゃんと整備済みの商品を買ってね!

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KONICA C35×SUPERIA X-TRA400

露出計がシャッターと連動しない為、1/30秒のスローで無理矢理切ってるもんだから、すっごいハイキー。

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KONICA C35×Kodak ProImage100

でも、条件が合えば素敵な仕上がりに。

 

2.MINOLTA Hi-Matic E

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コニカ繋がりでミノルタのハイマチックシリーズ。

デジタル化の波に乗れず、コニカミノルタもカメラ事業から撤退して、コニカミノルタとして合併したんですよね。

現在は、事務機器などのメーカーになってしまいましたなー。

このハイマチックシリーズは色んなバージョンがあるんだけど、

サイズ感と40mm F1.7のレンズがなかなか豪華なEがお勧め。

ミノルタ旧ロゴのフォントもかわいい。

この時期のミノルタは、ライカと技術提携していたので、このロッコールレンズもLeitz Minolta CLのレンズ設計に応用されているかもしれない(妄想)

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MINOLTA Hi-MATIC E×Fujicolor業務用400

シャッターストロークが長いのが、ちょっと好みではないのだけど。

写りはなかなか。

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MINOLTA Hi-MATIC E×Lomography Color Negative800

コンパクトカメラのF値って大体、2.8か3.5が相場だけど、

この時代のコンパクトは大口径レンズ積んでる。

キヤノンのキャノネットなんかもそう。

ハイマチEさんは、確か71年発売。

 

3.OLYMPUS 35 DC

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これもレンズのスペックは、ミノルタと同じ。

登場した年も同じみたい。

ブックオフのジャンクかごにて500円で救出。

サンキューブックオフ

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OLYMPUS 35DC×Fujicolor業務用100

水平が取れてないけど・・・。

なかなかよく写るなー。

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OLYMPUS 35DC×Fujicolor業務用100

オリンパス35シリーズも、SPやらRCやらバージョン違いが沢山ある。SPはマニュアル撮影が可能だったはず。

35シリーズは電池が必要だけど、一世代前のTRIP 35は太陽電池を積んでるので、電池要らず!

オリンパスPENシリーズの35mmバージョン的位置づけなカメラなのです。

あ、そうだ。

写ルンですは35mmフルサイズだし、ハーフサイズカメラに関しては、以前触れたので今回は35mm判コンパクトに絞ってます。

 

shoheikannauchi.hatenablog.com

4.OLYMPUS XA

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カプセルカメラ。

ボディー前面のつまみを上下に移動させると絞りを変えて撮影できます。

これまで紹介した3機種は、どれもカメラ任せですがこいつは、絞りを自分で設定できる。その代わりカメラ任せのオート機能はない。

可愛い外見に似合わず、結構本格派。

そして、めっちゃ小さいんすよ!胸ポケットに入るサイズ。

通勤カメラに丁度いいんだな。

 

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レンズバリアをスライドさせて開くとこんなスタイルに。

外付けのフラッシュでフラッシュ撮影も可能です。

レンズは35mm F2.8のズイコーレンズで、5群6枚の贅沢な構成。

このサイズに納める為に苦労したのか開放付近で撮ると若干甘い。

絞れば問題ないけどね。

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OLYMPUS XA×Lomography Color Negative400

周辺光量落ちはコンパクトカメラの宿命ですね。

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OLYMPUS XA×AGFA Vista400

気持ちいいぐらいによく写る。

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OLYMPUS XA×Kodak ProImage100

もみじ饅頭!

そろそろ紅葉の季節。今年はどこへ行こうか。

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OLYMPUS XA×ILFORD DELTA100

周辺は少し流れる。

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OLYMPUS XA×Rollei SUPERPAN200

このカメラで撮るモノクロも好きなんだよなー。

 

以上、作例も交えてのコンパクトカメラ特集でした。

 

一眼レフやレンジファインダーも楽しいけど、いつでもどこでもシャッターチャンスを逃さないコンパクトも一つ持ってると写真生活が充実するし、写ルンですからのステップアップには最適だと思います!

 

長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます!

 

ちなみにカメラの写真はこれで撮りました。

 

雨で撮影に行けない時は、ブツ撮り楽しいかも。

 

それじゃ、また!